事業を越えて継続的な社内のつながりを生み出した「FantaGX」プロジェクトとは?


新入社員が生み出した「FantaGX」プロジェクト

ガイアックスでは創業から15年以上、毎年夏と冬に部署を越えて全社で集まる合宿をしています。各事業の情報共有や、役割を越えた全社の交流を目的に実際に集まる場を大事にしているのですが、その日の交流は増えても日常業務に戻るとどうしても部署を越えたコミュニケーションは減ってしまいます。ところが昨年ある新入社員が夏合宿の担当になってから、部署を越えた交流が継続的に増えただけでなく、社内の改善提案が短期間で215案も集まる企画まで実現する年間を通じたプロジェクトに変わりました。その名も「FantaGX(ファンタジックス)」プロジェクト。

中心的な役割を果たしたのは入社間もない新入社員の原田祐二。もちろんこれは彼一人で成し遂げたことではなく、彼を含む4人の運営メンバーや影で支える人がいたから実現したことです。ガイアックスには、ひとりひとりの独立性と、チームでの協働性の両輪を重視する「独協的」という行動指針があります。彼はこのプロジェクトの運営を通して、それを以下のようにフォロワーシップの主体性と表現しています。

私自身、運営を通じて同じように貢献意識の高い先輩や同期社員との、部署を超えた繋がりができたことに、大きな意義を感じています。そして、リーダーシップを発揮する人だけが主体性を持っているのではなく、実はフォロワーシップの部分、誰かを支え、応援する人の主体性こそが大切なのだと実感したのです。今回の新入社員である私の企画など、最初の段階では本当に小さなロウソクのような火に過ぎなかったのに、周りのフォロワーがガソリンを掛けて、激しく燃え上がらせくれました。このようなフォローする人の主体性があって、はじめて達成できることがあります。

FantaGXプロジェクトは、まず全社員がストレングス・ファインダーという人の強みを測るテストを受験し、その結果に基づいて普段の業務や事業とは関係のない新しいチームを6チーム作りました。チーム分けのポイントとして、人の強みに基づいて性質の似た人を集めてチーム毎に特色を出しています。もともと夏合宿や冬合宿など年間を通して様々なイベントがあるので、これらのイベントを単発に終わらせずこの6チームで継続的に取り組みます。そして、それぞれのイベントで勝利するとポイントを獲得できるようにし、1年の終わりに最も多くのポイントを獲得したチームが表彰されるという仕組みです。 

ロゴ

(FantaGXのロゴと各チームのロゴ)

 

まずは運動会でチームビルディグ

夏合宿は名称をアセンディオに改め、今年のテーマは「運動会」。普段一緒に仕事をしているだけでは見ることのできない一面をみて、お互いをもっと知りあうことが出来るような企画です。ストレングス・ファインダーの結果を元にして各競技に臨むことで、チームの特色が出て強いつながりが生まれました。

宣誓(各チームのリーダーが宣誓するところからスタート)

 

リレーなど身体を動かす競技はもちろん、クイズやソーシャルメディアで時間内でいいね数をどれだけ集められるかなど、それぞれの強みを活かしながら、チームで助け合いながら競います。結果的に各チームで初対面の人がいてもお互いの強みや人柄を知る良いチームビルディングの機会となりました。

ダッシュ(部長も入社したばかりの社員も一緒に本気でダッシュ)

 

運動会の結果、各チームの順位や得点が発表されます。ただ今回はその後も企画が続くためそれだけでは終わりません。夏合宿改めアセンディオが終わっても、その後各チームで自発的に飲み会も開催されていました。

 

215の改善案を集めた「あったらいいのになコンテスト」

その後の企画の1つに「あったらいいのになコンテスト」が開催されました。このイベントは会社に【あったらいいのにな】と思うものを全社員に提案してもらい、その案を全社員から投票にかけて上位5案に絞り、実際に経営会議にかけて実現の可否を決めるイベントです。

 

投票で獲得した票数をFantaGXのポイントとして獲得できる形式で、各チームで競い合った結果なんと全部で215案もの改善案が挙りました。そして実際に、この内の2案は経営会議で検討の結果実現することが決定しました。

あったらいいのになコンテスト

(提案された案は随時社内に掲示され状況を見える化)

 

【休暇制度おもしろ化】:1日特別休暇を取得できる制度。この日は全員テーマを持って休みます。例えば、「自分探し」や「家族と過ごす」などです。そして、休暇の取得後はどのように過ごしたのかをみんなでシェアする、という制度。

 

【フリーウォーター制度】:これまで有料で販売していたペットボトルの水を無料にする制度。

 

フリーウォーター制度

(「フリーウォーター制度」は早速、「ガイアック水(がいあっくすい」として大好評です。 )

 

上位5案に入らなかった改善案も良い企画が多く、他にも検討中や実現された案もあります。

 

1年の締めくくりの結果は宴会で発表 

冬合宿は毎年各事業部が昨年度の振り返りと、今年の目標を宣言する場です。冬合宿もレヴェリーと名称を改め、FantaGXの年間の総合成績は、事業部発表のあとの宴会で発表されました。今年の優勝チームは最後に逆転したステッディベアというチーム。優勝チームには、優勝賞金や1人1人にルンバなど豪華景品がくじ引きで渡されました。

優勝チーム(優勝したステッディベアのチームメンバー)

 当初FantaGXプロジェクトは、実験的なチャレンジでもあったので1年間のトライアルでしたが、全社アンケートを取った結果、社内交流に関する評価が全てアップし、今後も継続することになりました。今年も新しく入社した社員はストレングス・ファインダーを受けて、各チームに配属されます。ストレングス・ファインダーは、各事業内でも実際にお互いの強みを理解するために活かされたり、副次的な効果も出ています。

 結果(社内アンケートより。半年も経たないうちに全社の交流に関する評価がアップ。)

 

2年目となる今年はさらに部署や事業を越えて、全社で各事業に直接的に貢献できるような企画を実施していく予定です。FantaGXはまだ始まったばかり。事業や入社時期を越えて強い組織をつくるために、今後さらなる進化が期待されています。


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